さて、前回の続きになります。
前回は、
“お客さんに売り込む理由はなんでも良い”
“事故や事件こそセールスのチャンス”
という話をしましたね。
(前回記事を参照→コチラ)
お約束通り、今回は
“じゃあ具体的にどうすればいいの?”
という部分を例を挙げながら
お話ししていきましょう。
前回もお話しした通りですが、
あなたがセールやキャンペーンを
やる理由はなんでも良いのです。
「夏休みキャンペーン」のように
“夏休み”だから”売り出し”をします!
というのは、直接因果関係はないのに
誰も疑問に思わないのと一緒です。
では、例を挙げて話しますので
あなたが普段行っているお店から
こんなお便りが来たらどう思うか?
と想像しながら見て行ってください。
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【タイトル(キャッチコピー)】
《最悪です…人前に出られなくなりました…》
【サブコピー(説明の文章)】
いつも皆さんのお宅に配達に伺っております。
佐藤商店の佐藤です。
まずは、この写真を見てください。
(ここに写真を貼る)
*刈り上げに失敗した後頭部の写真
こんなことになってしまいました…(泣)
普段、私の髪は妻が切ってくれて
いるのですが〜〜〜ホニャララ〜〜
*ここで事件の経緯を説明
しかし、お店を休むわけにはいかないと
勇気を出して配達に出たのですが、
女子高生にはクスクス笑われ、下校中の
小学生には「見て!あの人の頭オカシイよ!」
と騒がれる始末…。
さすがの私も立ち直れません。
小学校4年生の娘に至っては
「友達に見られたら学校で笑われる」
と泣かれてしまいました。
泣きたいのはコッチです…。
【オファー(提案)】
そこで皆さんに助けて頂きたいのです!
人前に出られる後頭部になるまで
配達業務はアルバイトの山田くんが
担当します。期間は今月末まで。
ただ、山田くんは月・水・土がお休みです。
ですので、月・水・土は申し訳ありませんが
皆さんにお店に来て頂くしかない状況です。
そこで、今月いっぱい、月・水・土に
わざわざご来店してくれた方には
定価から20%割引させていただきます!
さらに、私をこんな頭にしてしまった
妻も責任を感じているとのことで、
自分のせいでお店まで足を運ばせてしまった
お客様にお詫びのしるしとして
手作りクッキーを用意するそうです。
(妻は元・菓子職人です)
期間は今月いっぱいの月・水・土です。
どうか私を助けると思ってご理解ください!
ただ…ご来店の際には、絶対に私の後ろに
回り込んで後頭部を見たりしないで下さいよ!!
絶対ですよ!!
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まぁ、こんな感じです。
即興でざっと考えたので甘いところも
ありますが、ニュアンスで感じてください。
「後頭部にハゲが出来た」のと
「売り出し」をするのは、全く
関係がないことです。
しかし、ただ「20%割引セール」と
突然にチラシを入れるよりも、
この方が絶対に良いのです。
「なぜ20%オフなのか?」の
理由がはっきりしているから
お客さんも納得できるのです。
そして何より、、、
”最後まで読んでもらえる”
ということです。
《◯◯セール!2割引》という
チラシでは、パッと見てゴミ箱行き
かもしれませんが、これはストーリーも
あるので、自分の言いたいことも
最後まで読んでもらえます。
わかりましたでしょうか?
これが、
《台風で倉庫の屋根が壊れた》
↓
「在庫を置く場所がない」
↓
「売って減らすしかない」
↓
”安くするから皆さん引き取って!”
でもいいですし、
《もっと真面目に勉強しとくんだった!》
↓
「犬のシャンプーマニュアルに誤字があった」
↓
「初版100部は入荷済み(1部1,980円)」
↓
「捨てたら大赤字」
↓
”一冊980円(1,000円引き)で特別販売します”
or
”今月入会された方先着100名様に無料進呈”
でもいいのです。
つまりは、
・◯◯だから、◯◯します。
・あなたには◯◯の得があります。
ということがはっきりしていれば
成立するわけです。
なににせよ、人は他人のトラブルや
事件事故には、つい目が行ってしまう
ものです。(笑)